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Nonsense analysis

異分析

異分析(いぶんせき)は、誤解に基づいて、あるに本来の語源・語構成と異なる解釈を行うことをいう。「異分析」(英語metanalysis < meta- + analysis)という用語はオットー・イェスペルセンが考案したものだが、元々は文の構造を別の構造として解釈することを含んでいた。現在はこれは再分析あるいは再解釈と呼ばれ、異分析には含めない。

民間語源は異分析に基づくものが多い。例えば、「あかぎれ 」は「赤切れ」と思われているが、元の「あかがり」の「あ」は「足」の意味で「かがり(かかり)」は「ひびが切れる」という意味の「かかる(皸る)」。「あ+かぎれ」が「あか+ぎれ」とされるようになった。

日本語

  • 気球は元は「軽気球」と呼ばれた。これは「軽気」+「球」で、軽気の入った球の意味であるが、「軽」+「気球」と異分析され、「軽」が無くなって単に「気球」になった。
  • ハイジャック」は英語の hijack から来た外来語であるが、「ハイ」が high と誤解されて、飛行機ハイジャックだけに使われるようになり、「バスジャック」などと言うようになった。
  • 「とんでもございません」や「おぼつきません」といった表現は、「とんでもない」「おぼつかない」という形容詞が「とんでも」+「ない」、「おぼつか(動詞「おぼつく」の未然形)」+「ない」と異分析されたために生じた表現である。なお、「おぼつく」という動詞は存在しない

他言語

以下の例はいずれも異分析が語形の変化に影響したケースである。

  • a napron > an apron 「エプロン」- 語頭の n- が不定冠詞に奪われたもの。
  • an eke name > a nickname 「ニックネーム」 - 上とは逆の例で、不定冠詞末尾の -n が死語になりつつあった eke 「さらなる」とあわせて *nick なる形態素として理解されたもの。
  • asparagus > sparrow grass 「アスパラガス」 - 後者は今も使われる俗称。
  • hamburgerは「ハンバーグ」(地名のハンブルクHamburgから)に-erがついたものだった。これがham+burgerと異分析されるようになって、cheese burgerなど複合語ができ、日本語では「お月見バーガー」まで生まれた。
  • 古フランス語 crevice > crayfish 「ザリガニ」 - 後半 -vice の語形がたまたま fish に似ていたことが異分析のきっかけになったもの。
  • イスカンダル」 - 「アレクサンドロス大王」のAliskandar であったが、語頭のal-が定冠詞と勘違いされ、Iskandar と呼ばれるようになった。

異分析 - Wikipedia

民間語源

民間語源(みんかんごげん、英語folk etymologyドイツ語Volksetymologie)とは、ある語の由来について、言語学的な根拠がないものをいう。研究者や書籍が民間伝承(フォークロア)を採録してゆく際に伝承者の言説を無批判に採録した結果、権威づけられ、有力な反論があるにもかかわらず定着してしまったものが多く、中には明確な誤りだと分かっているものもある。研究者が独自に多言語間での音韻の類似に着目して提案した仮説である場合も多く、これには語呂合わせに近いものも多い。民衆語源語源俗解(ごげんぞっかい)、民俗語源(みんぞくごげん)、通俗語源(つうぞくごげん)、とも呼ぶ。ただし、音韻における類似は比較言語論において無視することはできない材料でもある(音読み)。

 

概要

日常使う語や成句の由来(語源)に興味を持つ人は少なくないが、必ずしも言語学的に正しい説明がなされているわけではない。正しい語源が判明していても、誤った説のほうが広く流布していることがあるこれらが民間語源と呼ばれる。民間語源が集落や部族に広く信じられている場合があり、このような物語の蒐集分析民俗学の研究対象となる。ジャワのサミン運動(東インド政庁に対する抵抗や挑発的言動)では多くの語源に性的なものが結びつけられ利用された。民間語源のもつ共時的体系は「ことばの生きたかたち(は、)連想の網の目によって、ことばの一つ一つを逃げないようにしっかりとつなぎと(め、)没歴史的なこころのはたらきから現れ出る」ものであり、言語学的な説明や言葉の正確さではなく、言葉の意味作用の社会的な有用さそのものが重大な意味を持つことがある

一方で、このようなフィールドワーク的観点における蒐集活動ではなく、ある言語学者や民間研究者が他言語間の比較のなかで、単語の語調の類似に着目するなどの方法をもって語源を類推するものがあり、その推論方法や仮説の設定方法の安直さが、しばしば「語源俗解」だと批判されることがある。単語の語調や音素の類似に着目する場合、そもそも、人間の発音できる音素には限りがあるため、全く関係ないとされる言語間でも、偶然似た音の単語が似た意味を持つことは珍しくない。日本語と英語のように、言語学上関係がないとされる言語の間でも、

「名前」と「name」(名前)、

「斬る」と「killキル」(殺す)、

「掘る」と「holeホール」(穴)、

「坊や」と「boyボーイ」(男の子)、

「買」の音読み「ばい」と「buyバイ」(買う)など、

いくらでもこじつけられるため、民間語源説は後を絶たない。

しかし、現代において関連がないと思える国同士の言葉であっても、多くの史料による検証が可能で、文献学上の批判に堪えうる言語系統学上の仮説は語源俗解ではない。西欧におけるギリシャラテン語の存在や漢字文化圏における呉音・唐音はその最たるものである。イタリア語、スペイン語ポルトガル語には類似した音と意味を持つ単語が数多く存在しているが、これらの言語はラテン語を祖としていることは広く認識されている。また、考古学上の発掘資料や文献学調査の結果として、一つの歴史的言語グループが交易上または国の盛衰において移動していることが確認できる場合があり(シルクロードゲルマン民族の大移動)、言語系統の分布形式における民俗学的な推論や民族移動の形跡が論じられることもある。方言に見られるように体系的な調査の結果、音韻や音節に体系的な変化が発見でき、民族の移動や言語の伝播に従い気候などの変化や長い年月の経過に起因すると仮説される場合があり、このようなものはこじつけ(語源俗解)ではない。さらに、同音異義語においても単語の意味の由来において国名や地名と関連している場合もある。

語源俗解については、多くは似た発音のと結び付ける安直で歴史的な史料に信頼できる裏づけが求められないものであり、異分析が頻繁に見られる。英語では、

アスパラガスがスパローグラスに由来するという俗説や、

ヒストリー(歴史)がヒズ・ストーリー(彼の物語)に由来するという俗説が有名である。

もっとも、こうした民間語源が単語や綴りを変えてしまう場合もある

島を意味する「islandアイランド」は、もとは古英語で「iland」と綴っていたが(「水」を意味するゲルマン語由来の「īeg」または「īg」に、「土地」を意味する「land」が合わさったもの)、ラテン語で島を意味する「insulaインスラ」が語源であるとする俗説が広がった結果、発音には不要なsの字がislandの中に入ってしまった。

日本語は、漢字で固定化された民間語源が見られることが特徴的である。

例えば「馬鹿」や「師走」の漢字は、正しい語源を表しておらず、民間語源に基づいている。

こじつけた民間語源は笑いの種となる場合があり、落語やかん』などはそれを表したものである。

日本語における民間語源


地名俗解

以下は、日本語における民間語源とされるものの例である。これら全てについて民間語源である、と確定する説もまた、諸説の一つに過ぎないことに留意。

 

  • 現在の五島列島のことを指した「チカシマ」(『古事記』では「知訶島」、『風土記』では「値嘉島」)の語源は「近いから」という説。
  • 隠岐おき」こと隠岐島は、「沖の島」であるところから名づけられたという説。
  • 大和(やまと)は「山門」または「山跡」の意とする説。
  • 沖縄の雅称である「うるま」は、沖縄方言のウル(珊瑚)とマ(島)が語源であるという説。

地名以外

  • 「くだらない」は「くだりもの」(地方へ流通していく京都・上方の物産、特にの酒、地方産より上質とされた)には無いものという意味という説。その他、「百済(くだら)」にも無いものとする説。
  • 狛犬のコマは「拒魔」で魔除けの犬だという説。
  • (さそり)は「刺す」という説。
  • 神無月八百万の神出雲大国主命のもとに参集するので、神がいなくなる月であるという説。
  • 師走は年末は坊さん(法師)が仏事で忙しく走り回るからという説。
  • は「日辻」からきたという説。

日本語と外国語を結びつける民間語源

本来民間語源とは大衆言語の自然的性質を考察する際の言語学用語であり、以下に示すような少数あるいは特定のグループによる意図的な主張は本来の言語学からは外れたものである。

日本語と英語

  • 肥筑方言のひとつである「ばってん」は、英語の「but andバット・アンド」または「but thenバット・ゼン」によるとする説。言語学的には古語の「〜ばとて」に由来するとしており定説となっている。
  • 阿呆あほの語源は英語の「ass holeアス・ホール」であるという説。
  • 「ぐっすり」の語源は英語の「good sleepグッド・スリープ」であるという説。

日ユ同祖論

日本語にはヘブライ語が多数入り込んでいるというもの。神学博士の川守田英二は、日本語「ジャンケンポン」はヘブライ語「ツバン・クェン・ボー(隠す・準備せよ・来い)」であり、これは「キリスト教の一切を語る秘儀」を表現しているといった説を唱えた。そのほか、「威張る」は「バール(主人)」、「さようなら」は「サイル・ニアラー(悪魔追い払われよ)」、「晴れる」は「ハレルヤ(栄光あれ)」、ありがとうは「ALI・GD」(私に(とって)・幸運です)であるなどと主張した。

そのほかにも、京都の「祇園ぎおん」は「シオン」であるとか、「イザナギイザナミ」は「イザヤ」であるなど、同様の説は後を絶たない。

民間語源 - Wikipedia

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