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「生み出すもの」マトリックス

マトリックス

 

意味

本来は子宮」を意味するラテン語(< Mater+ix)に由来するMatrix音写(英語では「メイトリクス」)、そこから何かを生み出すものを意味する。この「生み出す機能」に着目して命名されることが多い。また、子宮状の形状・状態に着目して命名される場合もある。

日本語にあえて翻訳する場合は「基盤」「基質」などの訳語が当てられることがあるが、原語で強く感じられる「生み出す機能」や「形状」が伝わりにくく、必ずしも評判が良くない。例えば母体あるいは子宮体ならばニュアンスも伝わるのだろうが、このような訳語はほとんど採用されていない。結局、カタカナで表記されることが多い。

生物学や医学では「間質」という言葉も使われている。例:細胞間質

材料学では「母材」、鉱物学では「母岩」という訳語も使われている。例:複合材料の母材

用例

具体的な用例としては次のようなものがある。その他、派生する用例についてはマトリックス (曖昧さ回避)を参照のこと。

自然科学
電子工学
  • 多重チャネルの入力信号を混合した信号を記録や転送をして混合された記録や転送の信号より分離して元通りの多重チャネル信号を再生する。」(例えばFMステレオ方式4チャンネルステレオなどに用いられる。)
フィクション
オーディオ
具体的な例としてはマトリックス5.1ch。マスターが2chステレオのサウンドをDolby Pro LogicIIというマトリックスデコード技術を用いて擬似的・仮想的な5.1chサラウンドへ拡張することでマトリックス5.1chのサウンドが出来上がる。このように元(すなわちマスター)が5.1chでないサウンドを擬似的に5.1ch化させたサウンドをマトリックス5.1chと称する事がある。対義的なものとしては元から5.1chのサウンドであるディスクリート5.1chが挙げられる。(例:ドルビーデジタル5.1chやDTS5.1ch、LPCM5.1chなど)
表組み

マトリックスまたはマトリクスを使った熟語

関連項目

マトリックス - Wikipedia

マトリックス』(The Matrix)は、1999年アメリカ映画。もしくは、それ以降のシリーズの総称でもあり、この映画を題材にしたアメリカンコミックのこと。1999(平成11年)9月11日日本公開

本作では、コンピュータの作り出した仮想現実を「MATRIX」と呼んでいる。

マトリックス (映画) - Wikipedia

祀り玖珠 マツボックリ 五月三日(おう)

5月3日(ごがつみっか)はグレゴリオ暦で年始から123日目(閏年では124日目)にあたり、年末まではあと242日ある。誕生花はミズバショウ

又(Ⅺ)🐍Ⅸ 戌酉申🍑

Dirty Deeds Done Dirt Cheap Acca Dacca

ファニー・ヴァレンタイン

第23代アメリカ合衆国大統領1847年9月20日生まれ。アメリカ各地に散らばっている「遺体」を集めるためにSBRレースを利用し、その遺体をマンハッタン島のシェルターに埋葬・保管することによりアメリカを「世界の全ての中心」にしようとしている。そのためには手段を選ばず、遺体を手に入れたジャイロたちに抹殺を目的とした刺客を送り込んだ。過去にカルフォルニア・サンディエゴ捜索隊に同行した際、「悪魔の手のひら」に遭遇し遺体の「心臓部」を手に入れている(スタンド能力がこれによって発現したかは不明)。序盤では肥満体として描かれていたが、アクセル・RO戦を境に筋肉質な体格に変化している。また、平行世界の自分とは、自我が共有されているような描写があった。愛国心を絶対的価値観としており、遺体の回収もアメリカ国民の安全を保障するため。そのためか国民の支持は高く、死後もレース終了後に国民から惜しみない賞賛を受けた。逆に言えば彼が考えているのは自国民の安全のみで、しかも「世の中はプラスとマイナスが均衡し、全ての人間が幸せになることはありえない」という思想を持っているため、自国民の幸福のためなら他国の人間に不幸をおっかぶせることにも躊躇しない冷徹さも併せ持っている。敵対したジョニィも8部で似通った倫理観を見せている。D4C-ラブトレイン-の力でジャイロを倒すも、ジョニィに爪弾をあえて撃たせる余裕を見せたことが仇となり、タスクAct4の「無限の回転」を受けて窮地に陥る。そしてジョニィに別の世界のジャイロを連れてくる代わりに「無限の回転」を止めるよう取引を持ち掛けるが、わずかに疑ったジョニィの機転で本性を暴かれてしまう。最後は爪弾と銃弾の決闘となり、わずかに及ばず頭部に爪弾を受けて死亡した。また、敗れはしたものの「無限の回転」の欠点は見抜いており、その情報を並行世界から来たディエゴに与えていた。荒木によると、大統領がボスなのは『インデペンデンス・デイ』で大統領自ら戦いに赴くのを見た影響から[7]。なお、あくまで架空の大統領であり、実在した第23代大統領はベンジャミン・ハリソンである。

Dirty Deeds Done Dirt Cheap(いともたやすく行われるえげつない行為)
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - A】
略称はD・D・D・D・CまたはD4C(ディー・フォー・シー)。人型のスタンドで、巨大な2本の角がウサギの耳のように生えた頭部と、全身にある縫い目状の模様が特徴。ジャイロの「ボール・ブレイカー」を受けて以降は角と外殻のような部分がなくなったような姿となっている。パラレルワールド間を自在に行き来することができ、他者を平行世界へ引きずり込む(または送り出す)こともできる。何らかの物体の隙間(「扉と壁の間」「国旗と地面の間」など)に挟まれることで発動する。条件を満たせば、大統領以外の者でも「基本の世界」に戻ることだけは可能。また大統領自身を除き、2人の「同じ人間」が「同じ世界」に同時に存在し続けると、次第に身体が崩壊(破片はメンガーのスポンジに酷似している)して死亡する。ドッペルゲンガーの伝承と類似する。
そして行き来した平行世界同士を「同じ場所に同時に存在」させることができる。これを用いて路上で堂々とジョニィを狙撃したが、同時に平行世界ではDioとウェカピポがそれぞれジョニィを銃撃させられたために、その場にいた目撃者たちの記憶には3つの世界の銃撃が同時に存在してしまい、目撃者たちによって、銃撃した犯人が大統領と特定されることは無かった。
自身が致命傷を負ったとしても、平行世界の「自分」と入れ替わり、その「自分」に身代わりに死んで貰うことで、事実上不死となれる。入れ替わった際にD4Cが「自分」から別の「自分」に移動することで記憶の引継ぎが行われている。スティール・ボール・ランでは珍しい、像が人型の「近距離パワー型」スタンドだが、格闘能力は恐竜化したディオに一歩劣る上、射程も短いので爪弾や鉄球には一方的に攻撃されるだけであった。
どの世界と干渉しようと「基準の世界」に居る大統領の属性を維持するために、それを大統領に固定するある種の「重力」が大統領自身に働いている。仮にこの「重力」が失われると、大統領が平行世界に移動した瞬間に基準となる世界の大統領の設定が失われてしまう。「重力」が完全に失われるに至らなくとも、その「重力」に干渉が行われると、大統領の身にも予期せぬ事態が起こる。また後述のように、D4Cの力を以ってしても「聖なる遺体」のみは異世界へ持ち運べない。
荒木によると今までにないボスのシルエットということで耳をとがらせており、野球のボールのように革を縫い合わせたようなイメージでデザインされている[7]
オールスターバトル』の北米版では、単に"D4C"と呼ばれており、フルネームは使用されていない。
D4C-ラブトレイン-
【破壊力 - A / スピード - A / 射程距離 - C / 持続力 - A / 精密動作性 - A / 成長性 - C】
終盤、「遺体」となったルーシーにより、ルーシーを基点に生まれた空間の隙間をヴァレンタインだけが移動できるという能力を得た「D4C」。遺体となったルーシーにはこの世のあらゆる善が空間の隙間に濾過されて集まっており、害悪は隙間に入れず遠くのどこかに飛ばされる。そのため、大統領が隙間の中にいる間はここに放たれた攻撃は大統領に通用することは無く、その攻撃は何らかの災厄の形となって、遠くの誰かが代わりに「おっかぶる」ことになる。この能力は、遺体を所有する大統領の「D4C」に味方している。
  • 自発的対称性の破れ - 大統領が卓上のナプキンを手に取る際に語った「順番を決める」という独白は、素粒子論において比喩的な説明を行うときに用いる。「順番が狂う」という大統領の台詞は、この「自発的対称性の破れ」(別名・南部理論)に酷似している。

スティール・ボール・ラン - Wikipedia

AC Никола Тесла 1856年7月10日(192)-1943年1月7日

DC Thomas Alva Edison 1847年211日-1931年10月18日(291)

エジソンは典型的な実験科学者テスラは理論科学者、として研究手法がであったことが示唆される。

 

  • 幼少期は空想と数々の強迫観念に囚われていた。成人以後は異常な潔癖症で知られた。「宇宙人と交信している(心霊診断を行ったエドガー・ケイシーと交流があった)」「地球を割ってみせる」など奇怪な発言や行動が多い。
  • 奇抜な研究内容や、数々の伝説、冷遇された人生などから、彼や彼の発明であるテスラコイルなどはカルト団体や疑似科学らに多々用いられ、自身も晩年は霊界との通信装置を研究するなどオカルト色が強まった[要出典]エジソンも同様に晩年に霊界との通信装置などを研究した。
  • 長身で美男であることからモルガンの令嬢などと恋愛したが、本人の性格などに起因して成就せず生涯を独身で過ごした。モルガンの資金援助打ち切りは娘との関係があると言われる。
  • 「公園を歌いながら散歩しつつ思考しており、なにかひらめいたらしくとんぼ返りをした」と当時の目撃者が記録している。

ニコラ・テスラ - Wikipedia

Genius is one percent inspiration, 99 percent perspiration. 

 

エジソンは、「人間のエネルギーである」と考え、「宇宙のエネルギーの一部である」と考えていた。「エネルギーは不変なので、魂というエネルギーは人間の死後も存在し、このエネルギーの蓄積こそが記憶なのだ」と考えていた。エジソンの言によれば、自分の頭で発明をしたのではなく、自分自身は自然界のメッセージの受信機で、宇宙という大きな存在からメッセージを受け取ってそれを記録することで発明としていたに過ぎない」のだという。

トーマス・エジソン - Wikipedia

👼 天翔ける龍のひらめき⚡

“はぶ”に打たれる

ハブ (動物)

ハブ
ハブ
ハブProtobothrops flavoviridis
分類
: 動物界Animalia
: 脊索動物門Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門Vertebrata
: 爬虫綱Reptilia
: 有鱗目Squamata
亜目 : ヘビ亜目Serpentes
: クサリヘビ科Viperidae
亜科 : マムシ亜科Crotalinae
: ハブ属Protobothrops
: ハブP. flavoviridis[1]
学名
Wikispecies-logo.svgProtobothrops flavoviridis[1][2][3]
Hallowell1861
シノニム
Wikispecies-logo.svgTrimeresurus flavoviridis[4]
Wikispecies-logo.svgBothrops flavoviridis
Hallowell , 1861
和名
ハブ[1]
英名
Okinawa habu
Yellow spotted lance-head snake
Yellow spotted pit viper

ハブ波布Protobothrops flavoviridis)は、爬虫綱有鱗目クサリヘビ科ハブ属に分類されるヘビ。別名「ホンハブ」。

 

分布

日本固有種で、以下の計22島に生息する。

分布の特異性

ハブは南西諸島において、飛び石状の特異な分布をしていることが知られている。北からトカラ列島に近縁種のトカラハブが、奄美群島沖縄諸島にはハブとヒメハブが、八重山諸島にはサキシマハブが生息するが、宮古諸島には生息しない。奄美大島徳之島沖縄本島にはハブがいるが、その間の沖永良部島与論島には生息しない。沖縄本島周辺では、伊江島伊平屋島には生息するが、その間の伊是名島にはいない。久米島渡名喜島には生息し、粟国島にはいない。慶良間諸島でも、渡嘉敷島には生息するが、座間味島にはいないなど、近接した島でも生息する島と生息しない島に分かれている。

この理由について、現在考えられているのは、間氷期の海進の影響である。南西諸島の島々は、大きく分けて隆起石灰岩からなる標高の低い島と、火成岩からなる標高の高い島があり、低い方の島は、最高部でも標高が100mほどしかない。そこで、以下のような仮説が立てられる。

  1. 氷河期に陸続きであった琉球列島に、ハブ類が分布を広げた。
  2. 氷期が終わり、海面が上がり、島々が孤立。
  3. さらに海水面が上昇し、低い島は水没、陸上動物は全滅した。
  4. 海水面が下がると低い島も顔をだすが、ハブは渡ってこられない。

ヒメハブがいるのにハブがいない島、その逆にハブはいるがヒメハブはいない島などもあり、詳細については問題もあるが、大ざっぱに言えば、ハブのいない島は標高の低い島であり、固有種も少ない傾向がある。

形態

ハブの頭部 この個体は眼線を始め紋様がやや薄い

全長100-200センチメートル[5]、最大全長241センチメートル[6]。体重1.35キログラム[6]。雄は雌より大きくなる。[5]

頭部は大きく、他のクサリヘビ同様三角形をなし、眼と鼻の間にはピット器官が見られる[5]

2011年10月12日沖縄本島北部の恩納村で体長242cm・体重2.8kg程度の個体が、また奄美大島では2009年7月16日に体長226cm・体重3.15 kg、胴回りの最大周が約20cmの個体が捕獲されている。ハブ属内でも大型であり、要因として本種の生息地にナメラ属が分布しなかったことにより本種がその生態的地位(ニッチ)を占めたとする説もある。

黄褐色の地に黒褐色の斑紋が入る[5] が、体色や斑紋には地域変異があり、島ごとの色彩形も知られる。例えば、久米島では、斑紋が背面の正中線に限るという体色のものが多く見られる。[5] 現地では、斑紋が不明瞭で黄色味がかるものを金ハブ、斑紋は残るが赤や黄色の色素が欠乏したものを銀ハブと呼び、その他赤ハブ黒ハブと、色彩の変異によって区別されることがある。[5] また、腹部の色は白い。[5]

種小名flavoviridisは「黄緑」の意

毒性はニホンマムシよりも弱いが、毒牙が1.5センチメートルと大型で毒量が100-300ミリグラムと多い[7]。1回の咬傷にあたり平均22.5ミリグラム、最大103ミリグラムの毒液を排出する[7]

局所的な症状としては患部の腫張や疼痛があり、直接的あるいは局部の腫張することで循環機能が圧迫され間接的に患部の壊死・機能障害を引き起こすこともある[7]。四肢へ咬傷された場合は拘縮により運動障害を残すこともある[7]。嘔吐、腹痛、下痢、血圧低下、意識障害などの症状も引き起こし、血液凝固成分も含まれるが血液凝固異常や急性腎不全を引き起こすことは少ない[7]。一度咬傷されたことがある場合は、急激な血圧低下や気管狭窄といった重篤な症状を伴うアナフィラキシーショックを引き起こすこともある[7]。咬傷された場合は循環不全によるショック状態に陥るため、血清の使用などによる迅速な処置が必要になる[7]。致死量は体重1キログラムあたり乾燥重量にして6ミリグラム[6]

生態

夜行性で、昼間は穴の中などで休む[8] が、小雨や曇天の時などには昼間の活動もみられる。[5]平地から山地森林草原水辺農地に棲む。地表でも樹上でも活動する[8]。ネズミを追って、人家周辺にも入り込む。沖縄式の墓は、石垣を高く積み、藪や森の近くに作られるので、ハブがよく棲み着くと言われる。実際に発見される場としては、サトウキビ畑も多い。サトウキビ畑は、年に一回の刈り取り以外は高い草に覆われ、外部からハブが侵入する機会が多い。これをすべて刈り取るので、その際に発見される。ただし、サトウキビ畑で常時生活しているものではなく、本島南部のように、森林も藪も少なくて一面にサトウキビ畑という環境では、ハブの出現は少なくなる。性質は非常に攻撃性が強くピット器官で感知したものには威嚇行動をせず[5] 即座に襲いかかる徳之島に生息する個体は特に攻撃的で、実際にハブ咬症人口が最も多いのは徳之島である。[5] 攻撃時には体の2/3ほども伸ばして毒牙を立てる。このしなるのように俊敏なハブの攻撃は、現地の人は「ハブに打たれる」と称しているほどである。

食性は動物食で、主に小型の哺乳類クマネズミ属、など)、鳥類爬虫類両生類魚類などを食べる[5][6]。クマネズミ属は食性の82.5%を占めるとする報告例もある[6]。また、アマミノクロウサギネコオオウナギなどが捕食された例がある。[5] 幼蛇は爬虫類や両生類、小型の哺乳類を食べる傾向が強い[5][6]

繁殖形態は卵生。4月に交尾を行い、オス同士でからみつきあい争う(コンバットダンス)[5][8]。7月に1回に4-15個の卵を産む[8]。卵は約40日で孵化する[8]。幼蛇は孵化するときに既に毒が備わっている。[5] メスは出産直後から、しばらくの間は卵を守る。[5]

一年を通して見られ、冬眠はしない。ただ、変温動物ということもあり、気温の低下する12-2月頃には動きが鈍くなる。[5]

マングースとの関係

ハブを捕食する生物は、猛禽類などが知られる。ただし、この2種共に積極的に本種を捕食することはなく、特に離島においてハブは生態系の頂点に立っているケースが多い。そのため、天敵とすべく海外からフイリマングースが持ち込まれたものの、むしろハブを捕食するどころか、現地のウサギや昆虫といった離島独特の希少種を捕食し、絶滅危惧種に陥った在来種が多く存在する。加えて農作物や鶏など多くの家畜も食い荒らしただけでなく、家屋に浸入してペットのイエネコを襲った例もあった。このためマングースは日本国内において完全な害獣と化し、当初の目的とは逆に駆除作業が進められている。そもそもマングースにとってもハブを捕食する行為は非常に危険を伴い[9][10]、そのため、他に餌を補充できる環境があるならば、それを積極的に行う必要は全く無い。これらの結果、マングースの移入は外来種持ち込みの失敗例として頻繁に取り上げられている。

かつては沖縄や奄美の各地で観光客向けにハブとマングースを戦わせるショーが行われていたが、動物愛護法の改正により禁止されたため中止された。一部の施設では、戦いの様子を写した映像を上映している[11][12]

人間との関係

薩摩藩では1865-1870年に卵を含め駆除した者に、玄米を賞与として与えていた[6]

近年は血清の普及により本種の咬傷による死亡例はほぼなくなっているが、1979-1999年には年あたり0-2人の死亡例(83-84、86、91、93-96年は死亡報告例なし。81、87-89、98年は2人死亡。)がある[7]。死亡例は咬傷後24時間以内が75%、48時間以内が90%[7]

本種の血清1904年北島多一によって作成され、1905年に実際に投与されるようになった[6]この血清は液体で冷蔵庫が普及していないにも関わらず冷温保存が必要であり保存期間が短かったが、後に沢井芳男によって凍結乾燥させた血清が開発された[6]。後にハブ毒中和作用のあるEDTAなどを添加した血清が作出され、筋肉注射だけでなく静脈注射も併用して行われるようになったため壊死による後遺症も減少した[6]1965年からは無毒化した毒素や高純度トキソイドによる予防接種が開始されたが、2003年にトキソイドを作成していた研究所の閉鎖に伴い予防接種は終了した[6]

沖縄・奄美の農家にとっては、害獣であるネズミを退治してくれるという意味ではハブは非常に重要な存在となっている。『完本 毒蛇』(小林照幸著、文春文庫)では、ハブについて、毒さえなければ、ハブほど役に立つ動物はいない。という記述があるほどである。ネズミを追って人家に侵入することもあり、飼い猫の子猫を捕食した例も報告されている。人の生活の中で接する機会は多いので、最も危険な毒蛇の一つに数えられている。また、ハブには非常に強い攻撃性があるため森林への立ち入りが恐れられ結果的に琉球列島の森林環境を良好に保ってきたとも言われている。

戦後、沖縄本島の各所に駐留している在日米軍沖縄駐留部隊にとってもハブは大きな脅威であり、"Habu"という和名は在日米軍内でも本種を指す単語として通じる程である。また"Habu"(もしくは"Have")はアメリカ空軍でも航空機のニックネームに用いられており、ロッキード社製の超音速戦略偵察機SR-71 ブラックバード嘉手納基地に配備された際には"Habu Plane"(ハブ・プレーン)のニックネーム(兼、秘匿名称)が、同じくロッキード社が開発した世界初の実用ステルス戦闘機F-117 ナイトホーク飛行空力実験機には"Have Blue"(ハヴ・ブルー)のコード・ネームが用いられている。

TVドラマ版『男はつらいよ』では、車寅次郎はハブ獲り名人となって一旗上げることを目指して奄美大島に渡り、ハブに咬まれて死亡した、という最終回となっている。

ハブ酒

奄美大島ハブ酒奄美観光ハブセンター、2009年7月)
上述の2009年7月16日捕獲個体が漬けられている

ハブを漬けた酒の品種。ベースは奄美大島・徳之島の黒糖焼酎、沖縄の泡盛、鹿児島の芋焼酎などである。漢方由来のマムシ酒と同じく薬酒の一種とされ、男性が飲むと精力向上効果があるといわれる[13]ただし科学的根拠はない

脚注

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  1. abc日本爬虫両棲類学会日本産爬虫両生類標準和名(2015年5月28日改訂案)』(2015年6月6日閲覧)
  2. ^Taxon Information :Protobothrops flavoviridis”.DDBJ(DNA Data Bank of Japan)2015年4月閲覧。
  3. ^Taxonomy browser (Protobothrops flavoviridis)”.NCBI2015年4月閲覧。
  4. ^ITIS Standard Report Page- Trimeresurus flavoviridis”. ITIS2015年4月閲覧。
  5. abcdefghijklmnopq平凡社 日本の両生爬虫類314-315頁
  6. abcdefghijk水上惟文「奄美諸島におけるハブ属の生理・生態」『爬虫両棲類学会報』第2004巻 1号、2004年、11-17頁。
  7. abcdefghi堺淳、森口一、鳥羽通久「フィールドワーカーのための毒蛇咬症ガイド」 『爬虫両棲類学会報』第2002巻 2号、2002年、11-17頁。
  8. abcde鳥羽通久 「ホンハブ」『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』千石正一監修 長坂拓也編著、ピーシーズ、2002年、328頁
  9. ^マングースが捕食していたのは比較的温厚なコブラ科のヘビであって、攻撃性の強いクサリヘビ科のハブではない。
  10. ^これまでに各地で行われてきた生息調査でもハブを捕食した記録は殆ど確認されていない
  11. ^今さらハブとマングースショーを観てきた - DEEokinawa、2012年6月6日
  12. ^ハブショー - 琉球
  13. ^http://www.okinawajoho.jp/erabu&habu/habu.html

ハブ (動物) - Wikipedia

 How many do you HABU? (Φ Φ)

 

2月11日 イサ 神武天皇即位

今般太陽暦御頒行 神武天皇御即位ヲ以テ紀元ト被定候ニ付其旨ヲ被爲告候爲メ来ル廿五日御祭典被執行候事
但當日服者参朝可憚事

— 「太陽暦御頒行神武天皇御即位ヲ以テ紀元ト定メラルニ付十一月二十五日御祭典」(明治5年太政官布告第342号)

神武天皇即位紀元 - Wikipedia

BK ヾ(╹◡╹o)

It's, it's dual Joaquim Giovanni

バナナ型神話

バナナ型神話(バナナがたしんわ)とは、東南アジアニューギニアを中心に各地に見られる、や短命にまつわる起源神話である。

 

概要

重要なアイテムとして、共通してバナナが登場することから、スコットランド社会人類学ジェームズ・フレイザー(Sir James George Frazer, 1854年 - 1941年)が命名したものである[1]

「バナナ型神話」とは、だいたい以下のような説話である。

神が人間に対してバナナを示し、どちらかを一つを選ぶように命ずる。人間は食べられない石よりも、食べることのできるバナナを選ぶ。硬く変質しない不老不死の象徴であり、ここで石を選んでいれば人間は不死(または長命)になることができたが、バナナを選んでしまったために、バナナ子ができると親が枯れて(死んで)しまうように、またはバナナのように脆く腐りやすい体になって、人間は死ぬように(または短命に)なったのである[2]

スラウェシ島(セレベス)のアルフール族(トラジャ族)の神話

スラウェシ島(植民地時代の名称はセレベス)の神話。アルフール族は『「イスラムではない人」=「森の人」』と言う意味の総称であり、個別の族名では「トラジャ族」が同様の神話を伝えている。

初め天と地の間は近く、人間は、創造神が縄に結んで天空から垂し下してくれる贈物によって命を繋いでいたが、ある日、創造神は石を下した。我々の最初の父母は、「この石をどうしたらよいのか。何か他のものを下さい」と神に叫んだ。神は石を引き上げてバナナを代りに下して来た。我々の最初の父母は走りよってバナナを食べた。すると天から声があって、「お前たちはバナナを選んだから、お前たちの生命はバナナの生命のようになるだろう。バナナの木が子供をもつときには、親の木は死んでしまう。そのようにお前たちは死に、お前たちの子供たちがその地位を占めるだろう。もしもお前たちが石を選んだならば、お前たちの生命は石の生命のように不変不死であったろうに。[3]

日本神話

日本神話にも、天孫降臨の段において類似した説話が見られる。

降臨した天孫ニニギに対し、国津神であるオオヤマツミが娘のイワナガヒメ(姉)コノハナノサクヤビメ(妹)の姉妹を嫁がせる。しかしニニギは醜いイワナガヒメを帰してしまい、美しいコノハナノサクヤビメとのみ結婚してしまう。コノハナノサクヤビメ天孫繁栄の象徴として、イワナガヒメ天孫長寿の象徴として嫁いだものであったが、イワナガヒメが送り帰されたために天孫天皇)は短命になったのであるという。この説話にはバナナが登場しないが、岩すなわち石を名前に含むイワナガヒメが選ばれていないこと、それによって短命になったということから、バナナ型神話の変形と考えられている。コノハナノサクヤビメはすなわちすぐに散ってしまうであり、食べればなくなってしまうバナナに対応しているとも考えられる。[4]

なお、この説話は旧約聖書創世記29章における、ヤコブの妻である、レア(姉・不美人・多産)とラケル(妹・美人・少産)の姉妹の説話とも類似している。

創世記

旧約聖書創世記に出てくる生命の樹知恵の樹(善悪の知識の樹)の説話も、このバナナ型神話の変形であると考えられる。

エデンの園の中央にはによって2本の樹、すなわち、その実を食すと永遠の命を得ることができる生命の樹と、知恵(善悪の知識)を得ることができる知恵の樹が植えられていた。この内、知恵の樹の実の方は神によって食べることを禁じられていた(禁断の果実)。知恵の樹の実を除いて、エデンの園に生る全ての果実は食べても良いとされていた。

しかし生命の樹の実と知恵の樹の実、二者択一の内、に唆されたとはいえ、人類は禁じられていた知恵の樹の実の方を選んで食べてしまったために、善悪の知識を得る代わりに永遠の命を得る機会を失い、神によってエデンの園を追放されてしまう。それ以降人類は必ず死ぬようになったのである。

神である主は東の方エデンに園を設け、そこに主の形造った人を置かれた。(創世記2章8節)

神である主は、その土地から、見るからに好ましく食べるのに良い全ての樹を生えさせた。園の中央には、生命の樹、それから善悪の知識の樹を生えさせた。(創世記2章9節)

神である主は人に命じて仰せられた。

「あなたは、園のどの樹からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の樹からは取って食べてはならない。それを取って食べる時、あなたは必ず死ぬ。」(創世記2章16-17節)

なぜここで知恵の樹の実を食べると必然的に死ぬようになるのかというと、「知恵の樹の実を食べると必ず死ぬ」と定義づけられているということもあるが、生命の樹知恵の樹は互いに相反する性質を持つ双対であり、一方の選択肢(バナナ・知恵の樹・必然の死)を選ぶと、もう一方の選択肢(石・生命の樹・永遠の命)を失うというバナナ型神話の構造に由来するのである。

「知恵の樹の実を選ぶということは、永遠の命の象徴である生命の樹の実を選ばないということ」で、言い換えると、「永遠の命を選ばないということは、その対極である必然の死を選ぶこと」なのである。

バナナ型神話においては選択肢は両立しないのである。そしてこの選択は不可逆であり、選び直すことはできない。よって人類は二度と生命の樹の実を得ることができずに、必ず死すべき存在となったのである。

神である主は仰せられた。「見よ。人は我々の一人のようになり、善悪を知るようになった。今、彼が、手を伸ばし、生命の樹からも取って食べ、永遠に生きないように。」(創世記3章22節)

こうして、神は人を追放して、生命の樹への道を守るために、エデンの園の東に、ケルビムと輪を描いて回る炎の剣を置かれた。(創世記3章24節)

この説話は神学的に解釈され意味づけされることによって改変され、神に対する不服従原罪、罪に対する罰、などの観点が強調され、また生命の樹が物語の背後に隠れてしまったために、趣旨が変わってしまったが、原型は人類の死の起源を説明したバナナ型神話の一種なのである。

一般的なバナナ型神話と異なる点は、間違った選択肢を選ぶと必ず死ぬことが予め明示されその選択を禁じられていることである。しかしそれでも人類は間違った選択をしてしまうのである。これは多くの神話民話によくみられる、「タブーを破ると悲劇が訪れる」という神話類型でもあると考えられる。

またバナナ型神話の類型からすれば、もしも人類が知恵の樹の実を選ばず、生命の樹の実を選んだ場合、人類は無知なままではあるが、それゆえに無垢なまま神に従順で、永遠の命を得て、エデンの園で幸せに暮らし続けた可能性を、死の起源と同時に示唆している。

エデンの園を追放された後の人類は、しばらくはそれでもかなりの長命で、メトシェラのように一代が1000年近く生きることもあったが、ノアの大洪水の頃に120年と短命になることが神によって定められた。

そこで、主は、「わたしの霊は、永久には人のうちにとどまらないであろう。それは人が肉にすぎないからだ。それで人の齢は、百二十年にしよう」と仰せられた。(創世記6章3節)

ギリシア神話

ギリシア神話にも類似した説話が見られる。

神々の王ゼウスが傲慢になった古い人間を大洪水で滅ぼし、神々と新しい人間を区別しようと考えた際、プロメーテウスはその役割を自分に任せて欲しいと懇願し了承を得た。

彼は大きな牛を殺して二つに分け、一方は肉と内臓を胃袋に入れて食べられない皮に隠して、もう一方は骨の周りに脂身を巻きつけて美味しそうに見せた。そして彼はゼウスを呼ぶと、どちらかを神々の取り分として選ぶよう求めた。

プロメーテウスはゼウスが脂身を巻かれた骨を選び、人間の取り分が皮に隠された美味しくて栄養のある肉や内臓になるように画策していた。

だが、ゼウスはプロメーテウスの考えを見抜き、敢えて神々にふさわしい腐る事の無い骨を選んだ。この時から人間は肉や内臓のように死ねばすぐに腐って無くなってしまう運命になった。

この説話の場合、(不死や永遠の命の象徴、石)(死や短命の象徴、バナナ)の二者択一を、人間ではなく神々が行う点が一般的なバナナ型神話の物語の構造からやや変則的である。

また人間が直接死や短命を選ぶのではなく、人間ではない何か(ここではゼウス)が二者択一の内の一方の不死や永遠の命を選び(もしくは得て)、残ったもう一方の死や短命を人間が押し付けられるというパターンは他の説話にも見られる。

プロメーテウスはティーターノマキアーにおいてオリュンポスの神々に敗れたティーターンの一柱であり、オリュンポスの神々に対し反抗的で人間寄りの立場であり、プロメーテウスは他のバナナ型神話における愚かな選択をする人間の代役といえる。

またプロメーテウス文化英雄であり、神々に逆らい人間に(善悪の)「知識や物」を齎す存在であり、旧約聖書における堕天使の役割も担っているともいえる。

宮古島の伝承

太古の昔、宮古島にはじめて人間が住むようになった時のこと、太陽が人間に長命を与えようとして、節祭の新夜にアカリヤザガマという人間を使いにやり、変若水(シジミズ)と死水(シニミズ)を入れた桶を天秤に担いで下界に行かせた。「人間には変若水を、蛇には死水を与えよ」との心づもりである。しかし彼が途中で桶を下ろし、路端で小用を足したところ、蛇が現れて変若水を浴びてしまった。彼は仕方なく、命令とは逆に死水を人間に浴びせた。それ以来、蛇は脱皮して生まれかわる不死の体を得た一方、人間は短命のうちに死ななければならない運命を背負ったという。

台湾セデック族の神話

太古、一人の人が、突然豚の糞の中から飛びだし、言った。

「私を洗ってください。もしあなた方が私を洗えばあなた方の体は洋蹄甲の樹と同じように換骨奪胎して永遠に生きられます。もし私を洗わなければあなた方の体は永遠に死ぬでしょう」

人々は彼が汚いのを嫌って、彼を洗わなかった。その時から人類は死ぬようになったのである。

ギルガメシュ叙事詩

ギルガメシュ叙事詩は、紀元前2600年頃に実在したと考えられている、ウルク第1王朝の王「ギルガメシュ」(シュメール語読みではビルガメシュ(「老人が若者である」の意))の物語。紀元前3千年紀末(ウル第三王朝)にはシュメール語版が成立し、紀元前2千年紀初めにはアッカド語版が成立したと考えられている。1872年大英博物館ジョージ・スミスが、ニネヴェの「アッシュールバニパル(在位:紀元前668年 - 紀元前627年頃)王宮図書館」跡から発掘されたアッシリア語版(標準アッカド語版、紀元前1300年~前1000年頃)粘土板文書の楔形文字を解読したことから、忘れ去られていた物語が再び世に知られることとなった。物語は11枚(+番外編1枚)の粘土板文書から成る。物語の内容は大きく、第一から第八までの書板(エンキドゥの死まで)と、第九から第十一までの書板(不老不死の探求)に分けられ、その内の第九から第十一までの書板(特に第十一の書板)にかけて、不老不死の賢人「ウトナピシュティム」(シュメール語版では「ジウスドラ」、アッカド神話のアトラ・ハシース叙事詩(紀元前18世紀頃成立)では「アトラ・ハシース」、ギリシア神話では「デウカリオーン」、旧約聖書の創世記(紀元前5世紀頃成立)では「ノア」、インド神話では「マヌ」に相当する)と「大洪水」と「不老不死の草」について言及されている。

ここでは、ギルガメシュ叙事詩が創世記やギリシア神話に先行しており、これらの間に何らかの関係があると考えられるので、比較のために、不要部分を省いて記述することとする。

十一の書板

ギルガメシュは遥かなるウトナピシュティム(注:「遠方」の意)に言った。

「ウトナピシュティムよ。あなたの姿を見ても、私があなたであってもおかしくないほど、全然違いがないではありませんか。どうかお願いです。私にあなたがどのようにして神々の集まりに立って、不死の生命を探し当てたのかを話してください。」


ウトナピシュティムはギルガメシュに向かって言った。

ギルガメシュよ、あなたに隠された事柄を明かそう。そして神々の秘密を話してあげよう。

(洪水伝説省略)

そこでエンリル(注:シュメールの主神)は(略)祝福する為に私たちの間に入り、私の額に触れて言いました。

『これまでウトナピシュティムは人間でしかなかった。今からウトナピシュティムとその妻は我ら神々のようになりなさい。ウトナピシュティムは遥か遠い地の河口に住みなさい。』

こうして神々は私を連れ去り、遥か遠い地の河口に住まわせました。だが今は、誰があなたの為に神々を呼び寄せて集合させることができるのですか。あなたの求める生命を、あなたが見つける為に、六日と六晩眠らずに起きていなさい。」

ギルガメシュがウトナピシュティムの足もとに座ると、眠りが雲のようにギルガメシュの上に漂った。(略)

ウトナピシュティムの妻は遥かなるウトナピシュティムに向かって言った。

「その人が目を覚ますように触れてあげなさい。やって来た道を無事に帰って行くように。出発した市の門を目指して彼の国へ帰るように。」

(略)七日目のパンがまだ炭火の上にある時、ウトナピシュティムが触れるとギルガメシュは目を覚ました。(略)

ギルガメシュは遥かなるウトナピシュティムに向かって言った。

「ああ、ウトナピシュティムよ、私はこの先どうしたらよいでしょう。私はどこへ行ったらよいのでしょう。私の肉体を死神がシッカリと捕まえてしまったのです。私の寝室には死が座っている。そして私がどこに顔を向けても死が待ち構えています。」(略)


ギルガメシュと船頭ウルシャナビは舟に乗った。(略)

ウトナピシュティムの妻は遥かなるウトナピシュティムに言った。

ギルガメシュは大変な苦労をしてここまでやって来ました。彼に何も与えないままで、国へ帰すのですか。」(略)


ウトナピシュティムはギルガメシュに向かって言った。

ギルガメシュよ、あなたは大変な苦労をしてここまでやって来た。 私は何もあなたに与えていないのに、国へ帰すわけにもいくまい。ギルガメシュよ、あなたに隠された事柄を明かそう。そして神々の秘密をあなたに話してあげよう。その根が藪のトゲのような草がある。そのトゲは野薔薇のようにあなたの手を刺すだろう。あなたがこの草を入手できたなら、あなたは不死の生命を手に入れることができる。」

ギルガメシュはこれを聞くや否や、取水口(深淵(アプスー)への入り口)を開き、重い石を自分の両足に縛り付けた。石が海(アプスー)の底へと引き込むと、そこにその草を見つけた。彼は草を取ったが、トゲは彼の手を刺した。彼は重い石を両足から外した。海(アプスー)は彼を岸辺へと押し返した。

ギルガメシュはウルシャナビに向かって言った。

「ウルシャナビよ、この草は特別な草だ。人間はこれでもって生命を新しくするのだ。私はこれをウルクへ持ち帰り、老人にそれを食べさせ、試してみよう。その草の名はシーブ・イッサヒル・アメール(注:「老いたる人が若返る」の意)という。私もそれを食べて若かった頃に戻るとしよう。」

(略)彼らは夜の休息をとった。するとギルガメシュは水が冷たい泉を見つけた。彼は水の中へ降りて行って水浴をした。一匹の蛇が草の香りに惹き寄せられた。水の中から忍び寄り、草を取った。戻って行く時に、抜け殻を残して行った。そこでギルガメシュは座って泣いた。彼の頬を伝って涙が流れた。彼はウルシャナビの手を取って言った。

「ウルシャナビよ。何の為に、私は苦労をしてきたのだろう。何の為に、私の心臓の血は使われたのだろう。私自身は恩恵を受けることができなかった。大地のライオン(注:の意)が恩恵を持っていってしまったもう二十ベールも、流れがあの草を運び去ってしまった。」(後略)

根が棘のような草。上の丸い方が根。円と十字を組み合わせた、「金星神=光明神」のシンボル。別名:アンク・生命の樹・薔薇十字。薔薇十字の場合は、円が薔薇の花本体で、十字が茎と葉にあたる。またこのシンボルからは、荊冠(円の部分)を被った十字架(十字の部分)上のイエス=キリストのイメージが派生する。
太陽と月が一つになった「金星神=光明神」のシンボル 「オーリオール(アウレオラ/アウラ)」。円環から発する細い光輝が棘にあたる。本来はこの「円環」のみで「金星神=光明神」を表すシンボルであった。

対応表

神・不死(もしくは長命) 悪魔・死(もしくは短命)
バナナ型神話 バナナ
日本神話
ギリシア神話
創世記 生命の樹の実 知恵の樹の実
キリスト教 (神に由来する)霊(スピリット=「Spirit」=「Spi-」=「星の光」=「尖ったもの・鋭いもの」=「三角形(の頂点)」/「針・棘」=「茨・薔薇」)・定めの時に目覚めていること[5]・イエスによる贖罪の身代わりを信じること 肉(肉体)・(同)眠って(盲目で)いること・原罪と罰としての死
グノーシス主義 (アイオーンに由来する)霊(光)・禁欲 (アルコーンに由来する)肉体・欲望
仏教 悟り(目覚め)・善業 煩悩(欲望)・悪業
神道 清浄 罪穢れ
ギルガメシュ叙事詩 世界の始まり(=終わり)の場所・時間・期間において、起きて(目覚めて)いること棘のある草を得ること (同)眠っていること・(同)得ないこと
伝統・習慣 年末(≒世界の終末)に神に自らの身代わりとして豚や羊などの生贄を捧げること・大晦日の夜から新年にかけての夜中(年越し)に起きて(目覚めて)いること・除夜の鐘を突き鳴らして煩悩を消すこと・茅の輪を携帯もしくは潜り、厄除け・罪穢れを祓うこと・火や水で清め浄化すること 左記をしないこと
サイエンスフィクション 珪素系生物・ロボット・自己進化型AI・純粋知性・トランスヒューマン人格のデジタルデータ化・脳インプラントブレイン・コンピュータ・インターフェース)・人類のボーグ 炭素系生物

出典

  1. ^『日本神話事典』 大和書房、1997年、pp.254-255。ISBN 978-4-479-84043-5
  2. ^山田仁史 「東南アジア・オセアニアにおける死の起源神話:《バナナ型》と《脱皮型》の分布に関する諸問題」『生と死の神話』 松村一男編、リトン〈宗教史学論叢 9〉、2004年6月、pp. 113-129。ISBN 978-4-947668-65-3
  3. ^大林太良 著 角川選書 『日本神話の起源』
  4. ^大林太良 『日本神話の起源』 角川書店1973年、pp. 223-230。
  5. ^気をつけなさい。目を覚まし、注意していなさい。その定めの時がいつだか、あなたがたは知らないからです。(新改訳聖書 マルコの福音書13章33節)

関連項目

  • キリスト教における富 - 信仰(=石)と富(=バナナ)の二者択一。
  • 抱朴子 - 4世紀の中国の練丹術の理論書「抱朴子」には、次のようなことが書かれている。「草木は長く年月が流れると必ず朽ち果て土に還る。このようなものに不老不死の効能があるはずはない。しかし、金石は長い年月が経っても朽ち果てることはない。だから不老不死の効能は、金石の薬にある。」

バナナ型神話 - Wikipedia

It's, it's dual(双対) 五、何時出やる? ☤ヾ(╹◡╹o)ノ

M理論(Mりろん)とは、現在知られている5つの超弦理論を統合するとされる、11次元(空間次元が10個、時間次元が1個)の仮説理論である。尚、この理論には弦は存在せず、2次元の膜(メンブレーン)や5次元の膜が構成要素であると考えられている。

M理論 - Wikipedia

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